クルアーンの対訳 - クルアーン簡潔注釈(日本語) * - 対訳の目次


対訳 節: (6) 章: イブラーヒーム章
وَإِذۡ قَالَ مُوسَىٰ لِقَوۡمِهِ ٱذۡكُرُواْ نِعۡمَةَ ٱللَّهِ عَلَيۡكُمۡ إِذۡ أَنجَىٰكُم مِّنۡ ءَالِ فِرۡعَوۡنَ يَسُومُونَكُمۡ سُوٓءَ ٱلۡعَذَابِ وَيُذَبِّحُونَ أَبۡنَآءَكُمۡ وَيَسۡتَحۡيُونَ نِسَآءَكُمۡۚ وَفِي ذَٰلِكُم بَلَآءٞ مِّن رَّبِّكُمۡ عَظِيمٞ
使徒よ、ムーサーが主の命令に従って、イスラーイールの子らの民にアッラーの恩恵を思い出させつつ、こう言った時のこと。「民よ、アッラーがあなた方をフィルアウンの一族とその抑圧から救った時の、あなた方への恩恵を思い出せ。かれらはあなた方を手ひどく罰した。フィルアウンの王権を揺るがせないよう、あなた方の男児は殺し、女児は辱しめるために生かしておいた。かれらのこの行いは、あなた方の忍耐を試す偉大な試練だった。アッラーはフィルアウンの一族の抑圧から救い出すことで、あなた方の試練に対する忍耐に報いたのだ。」
アラビア語 クルアーン注釈:
本諸節の功徳:
• من وسائل الدعوة تذكير المدعوين بنعم الله تعالى عليهم، خاصة إن كان ذلك مرتبطًا بنعمة كبيرة، مثل نصر على عدوه أو نجاة منه.
●アッラーの恩恵を思い出させることによる戒めは、特にそれが敵への勝利や救いといった大きな恩恵だった場合、布教の一手段となる。

• من فضل الله تعالى أنه وعد عباده مقابلة شكرهم بمزيد الإنعام، وفي المقابل فإن وعيده شديد لمن يكفر به.
●感謝に対する更なる恩恵の約束はアッラーの寵愛だが、恩知らずな者には厳しい警告がある。

• كفر العباد لا يضر اللهَ البتة، كما أن إيمانهم لا يضيف له شيئًا، فهو غني حميد بذاته.
●人の不信仰がアッラーを害することなどはなく、人の信仰がかれを益することもない。かれは十全で、その本質において讃えられるべきお方。

 
対訳 節: (6) 章: イブラーヒーム章
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クルアーン簡潔注釈(日本語)クルアーン研究注釈センター発行

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