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クルアーンの対訳 - クルアーン簡潔注釈(日本語) * - 対訳の目次


対訳 章: 蜜蜂章   節:
وَيَعۡبُدُونَ مِن دُونِ ٱللَّهِ مَا لَا يَمۡلِكُ لَهُمۡ رِزۡقٗا مِّنَ ٱلسَّمَٰوَٰتِ وَٱلۡأَرۡضِ شَيۡـٔٗا وَلَا يَسۡتَطِيعُونَ
かれら多神教徒らは、アッラーをそっちのけにして偶像を拝している。それらには天からも地からも、かれらに糧を授ける力はなく、そうすることも出来ないのに。それらは生命も知識も無い物質なのだ。
アラビア語 クルアーン注釈:
فَلَا تَضۡرِبُواْ لِلَّهِ ٱلۡأَمۡثَالَۚ إِنَّ ٱللَّهَ يَعۡلَمُ وَأَنتُمۡ لَا تَعۡلَمُونَ
人々よ、益することも害することもないこれら偶像を、アッラーに比するものとしてはならない。崇拝において並べるほど、アッラーに比したものはないのだ。アッラーは崇高さと完全さという属性がご自身に備わっていることをご存知だが、あなた方はそれを知らない。そのためにあなた方は多神を犯し、偶像をかれに相似させるのだ。
アラビア語 クルアーン注釈:
۞ ضَرَبَ ٱللَّهُ مَثَلًا عَبۡدٗا مَّمۡلُوكٗا لَّا يَقۡدِرُ عَلَىٰ شَيۡءٖ وَمَن رَّزَقۡنَٰهُ مِنَّا رِزۡقًا حَسَنٗا فَهُوَ يُنفِقُ مِنۡهُ سِرّٗا وَجَهۡرًاۖ هَلۡ يَسۡتَوُۥنَۚ ٱلۡحَمۡدُ لِلَّهِۚ بَلۡ أَكۡثَرُهُمۡ لَا يَعۡلَمُونَ
多神教徒に対する反論として、アッラーはたとえを挙げる。自由に振る舞うことも出来ず、費やすものもない奴隷の男と、合法な財産を授けられ、それを公(おおやけ)にでも密にでも使うことが出来る自由な男がいる。この2人は同等ではない。ではなぜ、その王国においてお望みのままに行うことが出来る所有者アッラーと、不能な偶像を並べるのか?称賛に値するアッラーに讃えあれ。多くの多神教徒は神性と、崇拝すべき対象としてのアッラーの唯一性を知らない。
アラビア語 クルアーン注釈:
وَضَرَبَ ٱللَّهُ مَثَلٗا رَّجُلَيۡنِ أَحَدُهُمَآ أَبۡكَمُ لَا يَقۡدِرُ عَلَىٰ شَيۡءٖ وَهُوَ كَلٌّ عَلَىٰ مَوۡلَىٰهُ أَيۡنَمَا يُوَجِّههُّ لَا يَأۡتِ بِخَيۡرٍ هَلۡ يَسۡتَوِي هُوَ وَمَن يَأۡمُرُ بِٱلۡعَدۡلِ وَهُوَ عَلَىٰ صِرَٰطٖ مُّسۡتَقِيمٖ
また、かれらに対する反論としてアッラーは、別の2人の男のたとえを挙げる。一方は耳も聞こえず口も利けず、理解もなく、自分のことも他人のことも益することが出来ない。かれは世話をしてくれる人にとって重荷であり、どこに送られてもよいものをもたらさず、目的も果たせない。この者と、耳も聞こえ、口も利ける、他人の役に立つ者は同等か?しかもその者は正義を命じ、疑念も歪曲もない正しい道の上にあるのだ。それなのに多神教徒たちよ、なぜあなた方は崇高さと完全さという属性のアッラーと、聞きも話しもせず、益ももたらさず害を追いやることもない偶像を等しいとするのか?
アラビア語 クルアーン注釈:
وَلِلَّهِ غَيۡبُ ٱلسَّمَٰوَٰتِ وَٱلۡأَرۡضِۚ وَمَآ أَمۡرُ ٱلسَّاعَةِ إِلَّا كَلَمۡحِ ٱلۡبَصَرِ أَوۡ هُوَ أَقۡرَبُۚ إِنَّ ٱللَّهَ عَلَىٰ كُلِّ شَيۡءٖ قَدِيرٞ
アッラーにのみ、天と地における見えないものの知識は属する。かれだけにその知識は属し、被造物は知らないのだ。審判の日もまたそのような知識の一つであり、その訪れの速さは瞬き一つか、またはそれ以下である。アッラーは全てがお出来であり、不可能なことなどない。何かをお望みになって「あれ」と言いさえすれば、それはそうなるのだ。
アラビア語 クルアーン注釈:
وَٱللَّهُ أَخۡرَجَكُم مِّنۢ بُطُونِ أُمَّهَٰتِكُمۡ لَا تَعۡلَمُونَ شَيۡـٔٗا وَجَعَلَ لَكُمُ ٱلسَّمۡعَ وَٱلۡأَبۡصَٰرَ وَٱلۡأَفۡـِٔدَةَ لَعَلَّكُمۡ تَشۡكُرُونَ
人々よ、アッラーは妊娠期間の終了後、あなた方を母親の胎内から、何も知らない子供としてお出しになる。あなた方が聞けるように聴覚を、見えるように視覚を、考えられるように心を授けたが、それはあなた方がかれの恩恵に感謝するようにするためである。
アラビア語 クルアーン注釈:
أَلَمۡ يَرَوۡاْ إِلَى ٱلطَّيۡرِ مُسَخَّرَٰتٖ فِي جَوِّ ٱلسَّمَآءِ مَا يُمۡسِكُهُنَّ إِلَّا ٱللَّهُۚ إِنَّ فِي ذَٰلِكَ لَأٓيَٰتٖ لِّقَوۡمٖ يُؤۡمِنُونَ
多神教徒らは、空を飛ぶために仕えさせられた鳥を見ないのか?その翼と空気の軽さを授け、翼のたたみ方と広げ方を教えたのはアッラーであり、鳥が空から落下しないよう支えるのも全能のアッラーである。鳥を仕えさせ、落下から支えることには、アッラーを信じる民への印がある。かれらこそが、印を役立てる者なのだ。
アラビア語 クルアーン注釈:
本諸節の功徳:
• لله تعالى الحكمة البالغة في قسمة الأرزاق بين العباد، إذ جعل منهم الغني والفقير والمتوسط؛ ليتكامل الكون، ويتعايش الناس، ويخدم بعضهم بعضًا.
●アッラーには、僕の間に糧を分配することにおける、大きな英知がある。豊かな者、貧しい者、平均的な者などがあるのは世界が相互補完し、共生し、互いに仕えるためである。

• دَلَّ المثلان في الآيات على ضلالة المشركين وبطلان عبادة الأصنام؛ لأن شأن الإله المعبود أن يكون مالكًا قادرًا على التصرف في الأشياء، وعلى نفع غيره ممن يعبدونه، وعلى الأمر بالخير والعدل.
●2つのたとえにより、多神教徒の迷いと偶像崇拝の虚妄が証明される。崇拝されるべき神は物事の所有者・采配者であり、自らを崇拝する者を益し、善と正義の命令が可能な者でなければならない。

• من نعمه تعالى ومن مظاهر قدرته خلق الناس من بطون أمهاتهم لا علم لهم بشيء، ثم تزويدهم بوسائل المعرفة والعلم، وهي السمع والأبصار والأفئدة، فبها يعلمون ويدركون.
●人々を母親の胎内から何も知らない状態で創り、その後に知識を得る手段を授けることは、アッラーの恩恵であり、その御力を示す印である。その手段とは聴覚、視覚、心であり、かれらはそれらにより知識や認識を得る。

 
対訳 章: 蜜蜂章
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- Tafsir Center for Quranic Studies - 発行

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