対訳 章 夜訪れる者章 - クルアーン簡潔注釈（日本語） - クルアーン百科事典

夜訪れる者章

本章の趣旨:

بيان قدرة الله وإحاطته في خلق الإنسان وإعادته.

アッラーの力と人間の創造と復活の完全な知識

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節: 1

وَٱلسَّمَآءِ وَٱلطَّارِقِ

アッラーは天と夜訪れる星々にかけて誓った。

節: 2

وَمَآ أَدۡرَىٰكَ مَا ٱلطَّارِقُ

使徒よ、この偉大な星は、どんな状態か。

節: 3

ٱلنَّجۡمُ ٱلثَّاقِبُ

閃光を発する星。

節: 4

إِن كُلُّ نَفۡسٖ لَّمَّا عَلَيۡهَا حَافِظٞ

すべての魂の上では、アッラーが託された天使が、審判のために記録しようとしている。

節: 5

فَلۡيَنظُرِ ٱلۡإِنسَٰنُ مِمَّ خُلِقَ

人間は、何から創られたかを考えなさい。アッラーの力と人のそれとの差が明らかになる。

節: 6

خُلِقَ مِن مَّآءٖ دَافِقٖ

かれは噴出する水から創られ、子宮に散って行く。

節: 7

يَخۡرُجُ مِنۢ بَيۡنِ ٱلصُّلۡبِ وَٱلتَّرَآئِبِ

それは、脊髄と肋骨の間から出てくる。

節: 8

إِنَّهُۥ عَلَىٰ رَجۡعِهِۦ لَقَادِرٞ

確かにかれは卑しい水から創造されたので、死亡の後からそれを清算と応報のために、再び復活することが可能なのだ。

節: 9

يَوۡمَ تُبۡلَى ٱلسَّرَآئِرُ

隠されたことが裁かれ、意図、信仰など心の中のものも暴露され、正しい人は誤った人と区別される。

節: 10

فَمَا لَهُۥ مِن قُوَّةٖ وَلَا نَاصِرٖ

人間には懲罰から救う力もなく、誰の助けもない。

節: 11

وَٱلسَّمَآءِ ذَاتِ ٱلرَّجۡعِ

何回も戻る雨のある天にかけて、

節: 12

وَٱلۡأَرۡضِ ذَاتِ ٱلصَّدۡعِ

植物、果実、樹木などが裂け目から出てくる大地にかけて。

節: 13

إِنَّهُۥ لَقَوۡلٞ فَصۡلٞ

間違いなく、ムハンマド（アッラーの祝福と平安を）に啓示されたこのクルアーンは、真実と虚偽、事実と欺瞞を区別する言葉である。

節: 14

وَمَا هُوَ بِٱلۡهَزۡلِ

それは戯れや過ちではなく、真剣な真理である。

節: 15

إِنَّهُمۡ يَكِيدُونَ كَيۡدٗا

確かにかれらは、預言者のもたらしたものを受け付けなくて、陰謀を企んで拒否し、拒もうとする。

節: 16

وَأَكِيدُ كَيۡدٗا

われもまた、教えの勝利と虚偽の否認のために企む。

節: 17

فَمَهِّلِ ٱلۡكَٰفِرِينَ أَمۡهِلۡهُمۡ رُوَيۡدَۢا

使徒よ、だから不信仰者たちをゆっくりさせて、かれらに時間を与えなさい。少し時間を与えて、かれらの懲罰や破壊を急ぐのではない。

本諸節の功徳:

• تحفظ الملائكة الإنسان وأعماله خيرها وشرها ليحاسب عليها.

●天使たちは人の善も悪も記録して、清算の対象とする。

• ضعف كيد الكفار إذا قوبل بكيد الله سبحانه.

●至高なるアッラーの企みと比べると、不信仰者の企みの脆弱であること。

• خشية الله تبعث على الاتعاظ.

●アッラーを恐れることは、その訓戒に従う原因となる。