対訳 章 大打撃章 - クルアーン簡潔注釈（日本語） - クルアーン百科事典

大打撃章

本章の趣旨:

قرع القلوب لاستحضار هول القيامة وأحوال الناس في موازينها.

最後の審判の日の恐ろしさを、何時も想起すること、そして秤にある人間の状態

---

節: 1

ٱلۡقَارِعَةُ

大打撃の恐ろしさで、人びとの心が震えおののく時、

節: 2

مَا ٱلۡقَارِعَةُ

この大打撃の恐ろしさで、人びとの心が震えおののく時とは何か。

節: 3

وَمَآ أَدۡرَىٰكَ مَا ٱلۡقَارِعَةُ

使徒よ、大打撃の恐ろしさで、人びとの心が震えおののく時が何であるかを、あなたに教えてくれるのは何か。

節: 4

يَوۡمَ يَكُونُ ٱلنَّاسُ كَٱلۡفَرَاشِ ٱلۡمَبۡثُوثِ

その日、人びとの心は打撃を受けて、飛び散った蛾のようになり、

節: 5

وَتَكُونُ ٱلۡجِبَالُ كَٱلۡعِهۡنِ ٱلۡمَنفُوشِ

また山々は軽く動く梳かれた羊毛のようになってしまう。

節: 6

فَأَمَّا مَن ثَقُلَتۡ مَوَٰزِينُهُۥ

その人の秤が善行で重いのなら、

節: 7

فَهُوَ فِي عِيشَةٖ رَّاضِيَةٖ

かれは喜びに満ちた楽園の暮らしをするだろう。

節: 8

وَأَمَّا مَنۡ خَفَّتۡ مَوَٰزِينُهُۥ

だがその人の秤が悪行の方が重いならば、

節: 9

فَأُمُّهُۥ هَاوِيَةٞ

かれの最後の住まいは地獄。

節: 10

وَمَآ أَدۡرَىٰكَ مَا هِيَهۡ

使徒よ、それが何であるかを、あなたに教えるものは何か。

節: 11

نَارٌ حَامِيَةُۢ

それは酷い灼熱の火だ。

本諸節の功徳:

• خطر التفاخر والتباهي بالأموال والأولاد.

●財や子孫のことで互いに自慢し、見せびらかすことの危険性。

• القبر مكان زيارة سرعان ما ينتقل منه الناس إلى الدار الآخرة.

●墓は来世に行く前に訪れるところである。

• يوم القيامة يُسْأل الناس عن النعيم الذي أنعم به الله عليهم في الدنيا.

●審判の日、人びとはアッラーが現世で与えられた恩寵について尋ねられる。

• الإنسان مجبول على حب المال.

●人は金を好むように創られている。